医師に聞く「暖房なし」で朝までぐっすり眠る方法 深い睡眠に辿り着けるのは「入眠後4時間以内」
節電に優秀なのは、昔ながらのあのアイテム
部屋が寒くてなかなか眠れない、夜中に何度も起きてしまう、そんな冬場の悩みが、わたしの睡眠専門クリニックにもよく寄せられます。
寒さをしのぐため、冬場でも室温は18度前後に保てるのがベストですが、それには一晩中暖房をつけている必要があります。とくに今年の冬は、電力逼迫に加え電気代も高騰し、毎晩暖房をつけっぱなしにしていては大変なことになってしまいます。
そんな時にぴったりな、電気代をおさえながらもぐっすり眠れるいい方法があります。
それは、部屋全体をあたためるのではなく、「ふとんの中」をあたためるようにすることです。自分が入っているふとんの中さえ適切な温度に保てていれば、寝室の空間全体をあたため続けなくでも、眠るのに問題はありません。このようなふとんの中の環境を「寝床内環境」といいます。
しかも、この「寝床内環境」を整えることで、睡眠の質も上がります。ふとんをかけて眠る場合、1年を通して、そのなかの温度は32〜33度、湿度は45〜55%であることが理想的だといわれています。
それにぴったりなアイテムが、ふとんの中を直接あたため、温度も調節できる湯たんぽや電気毛布、ふとん乾燥機などの暖房グッズです。
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