町おこしをビジネスとして捉えることは一時、タブー視されていた風潮もある。志高くボランティア精神で有志で町おこしに取り組む人たちは、はたして本当の意味での町おこしに成功しているだろうか。
安達の取り組みを見てきて、「町おこしをビジネスとしていかに成立させるか」の大切さが改めて見て取れた。
「出会いと出会いをつないだ先」に見据えるもの
「ADACHI HOUSEでの収益はほぼ全額、次のプロジェクトに投資しています。やっぱり経営者としての視点も大切なので」
この発想と行動が、わずか4年の間に飛躍的に「ADACHI HOUSE」プロジェクトを成長させたと言っていいだろう。
いま安達は、自身のマネジメント業務も含め、個人オフィスとしてすべて自分自身で取り仕切っている。
「最終的には僕はもう、出会いがパズルのピースだと思っています。ひとつひとつの出会いを大切にして、1枚1枚をどれだけつないでいくか。それが一番ですね」
人との出会いをもとに、いま安達は茨城県最大の町おこし大型ライブフェスの準備、そして地元である桜川市の新たな町おこしを進めているという。
「アーティスト」にして「地域プロデューサー」安達勇人の町おこしは、茨城にどのような影響を与えるのか、これからも注目だ。
*この記事の前編:「全盛期に田舎に戻る」人気声優の決断、驚きの訳
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら