「田舎を変える」人気声優の"4大挑戦"驚く本気さ 「これぞ本気の町おこし」安達勇人の大転換人生

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町おこしをビジネスとして捉えることは一時、タブー視されていた風潮もある。志高くボランティア精神で有志で町おこしに取り組む人たちは、はたして本当の意味での町おこしに成功しているだろうか。

安達の取り組みを見てきて、「町おこしをビジネスとしていかに成立させるか」の大切さが改めて見て取れた。

およそ1万人が来場した「2022笠間納涼盆踊り花火大会」(写真:安達勇人さん提供)

「出会いと出会いをつないだ先」に見据えるもの

ADACHI HOUSEでの収益はほぼ全額、次のプロジェクトに投資しています。やっぱり経営者としての視点も大切なので」

この発想と行動が、わずか4年の間に飛躍的に「ADACHI HOUSE」プロジェクトを成長させたと言っていいだろう。

いま安達は、自身のマネジメント業務も含め、個人オフィスとしてすべて自分自身で取り仕切っている。

「最終的には僕はもう、出会いがパズルのピースだと思っています。ひとつひとつの出会いを大切にして、1枚1枚をどれだけつないでいくか。それが一番ですね」

人との出会いをもとに、いま安達は茨城県最大の町おこし大型ライブフェスの準備、そして地元である桜川市の新たな町おこしを進めているという。

「アーティスト」にして「地域プロデューサー」安達勇人の町おこしは、茨城にどのような影響を与えるのか、これからも注目だ。

*この記事の前編:「全盛期に田舎に戻る」人気声優の決断、驚きの訳

 
松原 大輔 編集者・ライター

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まつばら・だいすけ / Daisuke Matsubara

富山県出身。編集者・ライター・YouTubeプロデューサー。中央大学法学部卒。在学中より故・永谷修氏に師事。大学卒業後、講談社生活文化局にて編集見習いとなる。その後、文藝春秋『Sports Graphic Number』編集部などで編集者・記者を経て、2018年に独立。書籍の企画、編集や執筆活動、YouTubeの動画制作・プロデュース、アーティストマネジメントなどを行っている。

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