ライブ以外で安達がまず取り組んだのは「人が集まれる場所をつくる」ことだった。
まずは「ファンが地元で集える場所」をつくる
「僕はやっぱりファンの方々の愛と優しさに支えられているので。まずはそのファンが地元で集える場所をつくりたかったんです」
2018年、笠間稲荷大社の門前町にCAFE&DINING「ADACHI HOUSE」をオープンさせた。
蕎麦屋や土産物店などが立ち並ぶ門前町の一角。観光客も訪れるその場所で、ファンの利用はもちろん、観光での休息の場としても利用されている。
安達の関連グッズなどで飾られたその場所は当然、ファンにとってはある種の聖地となり、ライブ前後はもちろん、常に多くの方に利用されている。
続けて、安達は地元の特産品である野菜や米づくりをはじめた。地元農家と協力し「ADACHI HOUSE FARM」を立ち上げる。
「僕は『農業+エンターテインメント』で『農エン』って呼んでいるんですが、やっぱり土に触れること、そして消費者と生産者の方が一緒に何かをやるということが少ないので、農業体験もイベントとしてやっています」
芸能人が農業に取り組むというのは、いまではさほど珍しくもなくなってきたが、安達は社会福祉法人とも協力し、障がい者の方の雇用も生み出しているという。
また、ファンに向けた農業体験はもちろん、オリジナルブランドで無農薬の米や野菜を販売するなど、お金を循環させることに成功している。
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