業種別「新・企業力ランキング」ベスト20 2015年最新版で読み解く財務の強さ

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再建果たしたJALがANAを上回る

「陸・海・空運/倉庫・運輸」トップは日本航空(7位)。公的資金投入で再建後に再上場。負の面がなくなっているため、現在の財務状況は良好。国際線の好調や燃油費下落で2015年3月期は好業績の見込みで次回も上位となりそうだ。

2位は国内線首位のANAホールディングス(139位)。2014年3月期の売上高は日本航空1兆3093億円に対してANA1兆6010億円と大きな差をつけているものの収益性などで及ばず。3位は郵船ロジスティクス(152位)となった。

「情報・通信業」には総合上位が並ぶ。1位ヤフー(2位)、2位NTTドコモ(11位)、3位グリー(18位)、4位KDDI(22位)、5位ガンホー・オンライン・エンターテイメント(27位)、6位ソフトバンク(29位)までが30位内。携帯3社はドコモ、KDDI、ソフトバンクの順となった。20位NTTデータでも全体98位と競争の激しい業種だ。

「卸売業」のトップは昨年に引き続き豊田通商(59位)。2位伊藤忠商事(64位)、3位三菱商事(68位)、4位三井物産(72位)、5位丸紅(110位)などの総合商社大手5社を上回った。

6位は電子書籍作成ソフトなどで急成長中のスターティア(113位)。直近2014年3月期の売り上げは81億円と上場企業としては小規模ながらも総合商社が上位を独占する中、存在感を示している。

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