今度は「借金が多い企業」200社ランキング

1位トヨタ、2位ソフトバンク、3位東京電力

トヨタ自動車も入居する名古屋駅前の大型ビル「ミッドランドスクエア」写真(TMAE / Imasia)

いよいよ2014年も本日で終わり。この1年を振り返り、新たに迎える年の抱負を考えている人も少なくないのではないだろうか。

家計も企業も何かと物入りになる年の瀬。東洋経済オンラインは、企業の財務健全性を示す指標として、ネットキャッシュ(現預金+短期保有有価証券-有利子負債)の多い会社のランキング「最新!これが『金持ち企業』トップ200社だ」を先行して12月30日に配信したが、今度はその逆。ネットキャッシュのマイナスが大きい会社のトップ200社を紹介したい。直近決算において、現預金や短期保有有価証券に対して借金(有利子負債)が多い会社をランキングした。

ネットキャッシュが多いと財務的な安全性が高いとされ、不況に対する抵抗力が高いともいえる。ところが、マイナスランキングでみると、意外な会社が1位になった。名実ともに日本一の企業であり、世界トップクラスの自動車メーカーであるトヨタ自動車だ。

ネットキャッシュはマイナス13.1兆円。現預金2.3兆円、短期保有有価証券2.1兆円と豊富な資金を持っているが、自動車金融(ローン)事業を中心に有利子負債が17.6兆円と巨大なのが理由だ。自動車大手は日産自動車も4位(マイナス5.2兆円)、ホンダ5位(同5.1兆円)といずれも巨額の有利子負債が要因で、ネットキャッシュのマイナスが大きくなっている。2位のソフトバンクも借り入れが大きい企業として有名だ。

「無借金」を手放しで褒めていいのか

ネットキャッシュのプラスが大きいと財務の安全性は高いことは間違いないが、逆ランキングの上位を見るかぎりは、ネットキャッシュのマイナスが大きいことを、必ずしもネガティブにもとらえられない。トヨタ、日産、ホンダは日本を代表する企業として世界に伍しているし、ソフトバンクも日本の通信業界に風穴を空け、世界と戦っているからだ。それ以外の上位企業でも優良と目される企業の姿も見受けられる。

もちろん、借り入れの大きさが経営上のリスクとして挙げられそうな企業の姿も見受けられるが、積極的に事業を拡大していくうえでは、思い切った借り入れによりリスクを取ることが求められる場面はある。逆に「無借金」だったり借り入れの額が少ないからといって、手放しで褒めていいのかというと経営の場合はそれも正解でもない。何事も適度なバランスが求められるということかもしれない。

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