電気機器/精密機器は2極化が鮮明に
「鉄鋼/非鉄金属/金属製品」では、1位住友電気工業(31位)、2位住友金属鉱山(45位)。規模で上回る高炉3社(鉄鋼)は3位新日鐵住金(77位)が唯一総合100位内に。4位LIXILグループが昨年総合180位から101位へ上昇した。
5位はジェイ エフ イー ホールディングス(118位)。続く6位の日立金属は総合順位が昨年709位から138位へ急上昇した。2013年の日立電線との合併による拡大効果に加え各種利益率も上昇。2015年3月期は昨年に引き続き最高益更新と絶好調でさらに上位も狙えそうだ。
「機械」のトップはダイキン工業(5位)が総合でも昨年53位から大きく上昇。M&A効果で利益率も伸び、成長性は859点から930点、収益性が797点から892点と大幅アップした。2位のクボタも総合73位から8位へ上昇。一方、3位コマツは総合8位から24位へ下落した。
以下、4位三菱重工業(54位)、5位SMC(60位)、6位パチスロ大手のユニバーサルエンターテインメント(78位)が続く。7位半導体製造装置メーカーのニューフレアテクノロジー(87位)までが総合100位内となっている。
「電気機器/精密機器」は1位ファナック(10位)、2位京セラ(15位)、3位キヤノン(21位)と続く。11位リコー(97位)までが同100位内。20位サン電子でも総合163位と上位に多くの企業がランクインしている。
一方でパナソニックは前回の総合534位から884位、ソニーは同じく292位から910位とそれぞれ下落。業界を代表する両社は依然低迷が続く。さらに下回るのが2000位圏外となっているシャープ。勝ち組、負け組がはっきりしている業種だ。
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