業種別「新・企業力ランキング」ベスト20 2015年最新版で読み解く財務の強さ

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自動車各社は絶好調、電力にも回復の兆しが

「輸送用機器」は富士重工業が躍進しトップ、総合でも39位から3位となった。足元の業績も絶好調で2015年3月期は最高益更新の見込み。次回は初の総合トップも狙えそうだ。

続いて2位デンソー(6位)、3位トヨタ自動車(9位)と続く。4位にはいすゞ自動車(20位)、5位スズキ(25位)と自動車会社としては中堅各社も上位入り。自動車業界の好調ぶりが伺える。

「その他製品」は1位がゲームソフトのブロッコリー(44位)。2位はカーボン繊維製ゴルフクラブシャフト製造等のグラファイトデザイン(89位)、3位にパラマウントベッドホールディングス(91位)と比較的小規模な企業が上位を占める。凸版印刷は6位(174位)、大日本印刷は9位(246位)と大手2社は総合順位を上げたものの業種内順位は落としている。

電気・ガス業は1位東京ガス(36位)、2位大阪ガス(65位)までが上位100位内。続く3位は中部電力だが総合で1458位と上位2社から大きく離された。電力会社は原発停止で火力発電中心となり、燃料費が大幅に増加。すべて値上げでカバーすることはできず、業績悪化が続く会社も多い。同社も2014年3月期まで3期連続の赤字。ただ、原油安や料金値上げなどで2015年3月期は4期ぶりの黒字の見込み。原発の再開など先行きは不透明だが、明るい兆しも見えつつある。

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