アンプティサッカー日本代表と両立、25歳の野望 「2つの顔を持って働く」がキャリアに与える影響

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ーーそして今年の4月にSansanに入社しました。現在はどのような仕事をしているのですか?

研究開発部のリサーチャーとして、『Bill One』のオペレーションを自動化する研究をしています。

『Bill One』では請求書をデータ化する際に、AIやOCRに加え人力オペレーターによるチェックを行っているのですが、それをより省力化するために、自分たちはプロダクト開発チームと連携しながら、処理を効率化する方法の研究開発に取り組んでいます。

研究開発部には約30人が所属していて、仕事とは別に論文を書いている人も多いです。優秀な同僚と働けるのは、もっと成長しようという気持ちにもつながるので本当にありがたいです。

(画像:エンジニアtype編集部)

サッカーで培った「粘り強くアプローチ」する姿勢

ーー競技生活と仕事の両立はどのように行っているのでしょうか?

アンプティサッカーに関しては、チームで集まって練習をするのは基本的に週1回なので、それ以外の時間は体力を落とさないように個人で活動をしています。

朝プールで泳いでから出勤したり、仕事が終わったらジムで筋トレをしたり。どんなに忙しくても、週4、5日は体を動かすようにしています。

それに加えて、ボールを蹴る練習をするために、社会人のフットサルチームの練習にも参加させてもらっています。

ーーそれは、健常者が集まっているフットサルチームですか?

そうです。とにかくいろいろなフットサルチームに知り合いのつてを使ってあちこちに声をかけ、受け入れてくれるチームを探しました。

障がいがあるので「けがをされたら困る」とか「アンプティサッカーの金属製の杖が怖い」といった理由で断られましたが、いくつかのチームが参加を認めてくれました。

最初のうちは「義足ならいいよ」と受け入れてくれたチームが、練習を重ねるうちに理解が進み「練習だけなら杖でもいいよ」と言ってもらえた時は、真に仲間として受け入れられたようでうれしかったです。

どうしても最初は障がい者、義足ユーザーということで遠慮されたり距離を置かれがちです。

ただ、周りのレベルに追いつこうと一生懸命やる、誰よりも楽しむことを意識することで競技者として徐々に認めてもらえたと思います。

また、自分のキャラを少しオーバー気味に出したり、ピッチ外でも自分から話しかけたり質問することで人間性の部分でも理解してもらえたと感じます。

相手に理解され、受け入れてもらうためには、まずは相手が理解しやすい行動をとることが大事だと思います。

(参照元:日本アンプティサッカー協会の公式Facebook)
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