アンプティサッカー日本代表と両立、25歳の野望 「2つの顔を持って働く」がキャリアに与える影響

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ところが中学生の時に一度右膝を脱臼してから、義足をしている方の足が脱臼しやすくなってしまいました。それからしばらくはサッカーから離れていたのですが、大学時代に障がい者スポーツに打ち込む人たちのコミュニティーに顔を出したことがきっかけで、アンプティサッカーに出会ったんです。

(画像:エンジニアtype編集部)

けがを気にすることなくプレーすることができた

ーー初めてアンプティサッカーを体験した時はどのような感想を抱きましたか?

本当に難しいなと思いました。アンプティサッカーは松葉づえのように両腕でつえをつき、障がいのない方の足でボールを蹴るスポーツです。

同じサッカーなのに体の使い方が全然違うので、初めて体験した日の翌日は筋肉痛で体がバキバキになりました(笑)

でもアンプティサッカーをしている時は、義足をつけている方の(脱臼しやすい)足をほとんど使わないので、けがを気にすることなくプレーできたんです。

中学以来、サッカーをするときは脱臼しないように恐る恐るやるしかなかったのに、アンプティサッカーなら思い切りできると分かったときはすごくうれしかったですね。

ーーそれからどのぐらいの期間を経てワールドカップの代表選手候補になったのですか?

競技を始めて2年半ぐらいです。

ーーすごい早さですね!

もともとサッカーのバックグラウンドがあったことと、選手としての強みがはっきりしていたのが良かったんだと思います。

自分はスピードとスタミナが持ち味なので、その強みを伸ばすような練習をしてきましたし、試合を通じて積極的にアピールしてきました。

(参照元:日本アンプティサッカー協会の公式Facebook)

ーーまさにアンプティサッカー選手として頭角を現し始めてきた時期に、就職活動が始まったのでしょうか?

そうですね。そのため競技と仕事を両立できることは、就職先を選ぶ際の譲れない条件でした。

また、大学ではコンピューターサイエンスも扱う研究をしていたので、その経験を生かせる会社で働きたいとも考えていました。

その点、Sansanは働きながら自分の時間を確保できる環境がありましたし、事業内容も魅力的でした。

特に『Bill One』というインボイス管理サービスはこれから急成長するフェーズにあったので、世の中を大きく変えるサービスが劇的に変化していく過程に携われたら、すごく面白そうだなと思ったんです。

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