【産業天気図・ビール/飲料】「第3のビール」競争が激化、緑茶飲料は2ケタ増

●お天気概況
 今年4月、キリンビールとアサヒビールが「第3のビール」市場に参入した。昨年「ドラフトワン」を大ヒットさせたサッポロビールが影響を受けるのは避けられない。各メーカーとも例年以上に販促費を積み増し、シェア獲得に必死だ。また、ビール市場全体の需要は頭打ちで、ビール・発泡酒の各カテゴリー間でのシェア争いも懸念材料。一方、清涼飲料業界は緑茶戦争の真っ最中。新製品ラッシュは一段落だが、今期の緑茶飲料は2ケタ成長になると見られる。市場全体も3%程度の伸びが期待できそうだ。総じて『曇り時々晴れ』の空模様となろう。

●今後の注目点
 第3のビールの購入層は発泡酒と重なる。このため発泡酒の大幅減を食い止め、その上にどれだけ新製品を上乗せできるかが今期の業績を左右する。また、清涼飲料業界は、無糖茶飲料とミネラルウォーターが成長分野。炭酸飲料などは落ち込むものの、引き続き市場全体は堅調に成長すると見込まれる。
【前田佳子記者】


(株)東洋経済新報社 電子メディア編集部

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