そしてもう1つは、最終的にVAIOというブランドを冠した製品を出しておきながら、発表に際し「あくまで日本通信の製品であり、VAIOが作ったわけではない」と強調したとされるVAIO側のスタンスだ。「もしそうなのであれば、ブランドを冠するなという話」(夏野氏)。
大変な反省が必要
「一度失われた信用を取り戻すのは、相当難しい。特にスマホの世界は競争が厳しくなっているので、こういった形でVAIOスマホが世に出てしまった以上、ブランドイメージを取り戻すのは至難の業だ」(夏野氏)。
昨年の会社設立時から、VAIOは「自由だ。変えよう」というコンセプトを掲げ、従来の印象にとらわれない柔軟で新しいブランドイメージの確立を志向している。ただ、今回の「VAIOフォン」に対する世間の反応を見ると、それが一筋縄では行きそうにないようにも思われる。
最後に夏野氏は、「経営陣には大変な反省が必要だと思う。これからきついと思いますよ」と話した。
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