新生VAIO、スマホはパソコンとは"別物"に

超高スペックのパソコンとは別路線追求

16日の新製品発表会では、関取社長が日本通信との連携についても触れた

2月16日に開催されたVAIO株式会社の新製品発表会。披露されたのは、価格約20万円の高級ノートパソコンだった。

同時期のタイミングでは、スマートフォンの発表も予想されていたが、こちらは持ち越し。当初1月にも投入予定とされたが、ずれ込んでおり、今月中にもMVNO(仮想移動体通信事業者)の日本通信と共同開発する新型スマホを発表する公算だ。

 スマホはシンプル路線を追求?

格安スマホを発売――。VAIOが12月に発表したスマホ参入を巡っては、こうした報道も目立った。正式には日本通信と「スマートフォン市場投入を準備中」とリリースしたのみで、詳細な発表はこれから。だが、16日会見に参加したVAIO幹部によれば、今回発表されたパソコンとVAIO製スマホは別路線での展開となりそうだ。

「今回のPCの新製品はハイエンドに振っている。クリエイター向けに、パフォーマンスやレスポンスの良質な製品をこだわって作った。(今度発表される)スマホはどちらかというと、いっぱいいろんな機能がついている製品ではない。スマホのコンセプトは何かを突き詰めて、デザインも含めてパッケージしている」。

商品企画担当の花里隆志執行役員はそう話す。VAIOのスマホを今回の新型パソコンと同様、ハイエンド路線を突き詰めたら、ソニーの「Xperia」と顧客が重複することになる。花里氏はあえて、「違う方向に行く」と明言する。

「なぜパソコンでここまでのスペックが必要かというと、パソコンでしかできないことを突き詰めたから。一方スマホでやりたいことを突き詰めると、違う方向に行く」。発表前ということもあり、詳細については明言を避けたが、機能を絞り込んだうえで、差別化を図った新製品を発表することになりそうだ。

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