エリートはなぜ「適度なストレス」を欲するのか 自信をつければマイナス部分も受け入れられる
「頭がいい人=ただの秀才」ではない
私はこれまで、卒業した東京大学やポスドク(博士課程修了の研究者)として勤務していたフランス国立研究所、入会していたMENSA(世界の全人口で上位2%の知能指数に入る人のみが入会を許される団体)などで、世界のさまざまな「頭のいい人」たちの姿を見てきました。
そこから私が得た結論は、「『世界で通用する頭のいい人』というのは、ただの秀才ではない」ということです。
例えば彼らは、「空気を読まない」「敵を味方にする」「ストレスを自分に与える」など、ちょっと非常識だったり一見大人げないことをしてみたりすることで、周りを自分のペースに巻き込んでいく力を持っています。
実はこうしたことは、彼らのように、優秀な頭脳を持つ人だけにしかできないことではありません。ちょっと練習は必要かもしれませんが、簡単なコツやテクニックで習得できるものです。頭のいい悪いは、関係ありません。少し意識を変えるだけで、誰にでも今日からできることなのです。
さらに、脳を研究してきた端くれとして、彼ら「世界で通用する頭のいい人」がやってきたことが、脳のメカニズムから見ても理にかなっていることをお伝えしたいと思います。
ここでは、世界のエリートたちが実践していた思考法のいくつかをご紹介します。
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