「そうめんゆでるな」バズ動画を生んだ発想の正体 小さな会社や田舎の会社もYouTubeを活用できる

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再生回数が600万回を超え爆発的に視聴されている動画「【基本】そうめんの茹で方(くっつかない・固まらぬ)絶品めんつゆの作り方」(出所:YouTubeチャンネル「【田舎そば川原】料理・漬物」より)

もっと売り上げを伸ばしたい。会社の知名度を上げたい。そう思うときにマーケティングツールとして使えるのがYouTubeです。小さな会社だから、田舎の会社だから、インターネットにあまり詳しくないから、などを理由にあきらめることはまったくありません。YouTubeをうまく使えば、小さな会社でも田舎の会社でも売り上げにつなげることができます。山地健太氏の著書『どんなに田舎の会社でも売上が倍増する YouTube7つの法則』から、中小企業のマーケティング担当者が知っておきたいYouTubeマーケティングのポイントを紹介します。

企業や業界のニッチさを強みに変える

私は普段、さまざまな企業や自治体などへの動画を活用したマーケティングのご提案、そして運営のお手伝いをさせていただいています。お手伝いとは、動画の企画、撮影、編集すべてです。

そんな中で感じるのは、YouTubeをうまく使えば、どんなに小さな会社でも、どんなに田舎の会社でも、売り上げを伸ばすことが可能であるということです。

私がお手伝いしている会社は、小さな会社が多く、しかも地方の会社ばかりです。マーケティング費用に潤沢な予算があるわけではありませんし、立地に恵まれているわけでもありません。しかし、YouTubeを使ったマーケティングを始めたところ、大きな成果を上げること、わかりやすくいえば業績アップに成功しています。

では、小さな会社、地方の会社がどうしてYouTubeで成果をだせるのか? それは、YouTubeマーケティングでは、「差別化できる要素がひとつでもあれば、それを大きな武器(強み)に変えることができる」からなのです。

検索上位になるための方法はさまざまありますが、もっとも簡単なのは、いかに希少価値のある情報を動画で公開するか。もっとわかりやすい表現を使うと、「どこにもない情報」を公開できるか。世の中にひとつしかない商品を販売している、日本では1社しかないサービスを提供しているなら、その情報を動画にすれば、商品名やサービス名が検索されたときに、自動的に検索結果のトップに表示されます。

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