「そうめんゆでるな」バズ動画を生んだ発想の正体 小さな会社や田舎の会社もYouTubeを活用できる

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サーチエンジンを使った検索サービスは、いたってフェアです。会社が小さいからとか、田舎にあるからといって検索順位が変わるわけではありません。

差別化できる要素がたったひとつあればいい

みなさんの会社は、どんなところがほかと違うところですか? 商品ですか? サービスですか? 従業員ですか? 細かく見ていくと差別化できることが必ずあると思います。それを見つけることができると、YouTubeマーケティングでは、そのまま強みになります。その強みはたったひとつでもいいのです。

私のクライアントに「田舎そば川原」というお蕎麦屋さんがあります。香川県まんのう町で店主の川原恵美子さんが運営するほんとうに小さな小さなお蕎麦屋さんです。まんのう町は2006年に、香川県の仲多度郡にある琴南町と仲南町、そして満濃町の3つが合併して生まれた町で、人口約1万8000人、世帯数約7500、約4割弱は65歳以上の高齢者。

訪れてみるとわかりますが、高松空港から車で30分の道のりは、本当にたどり着けるかどうか不安になるほど山里に入り込んでいくことになります。そんな田舎にある、おばあちゃんのお蕎麦屋さんに、土日になるとお客さまがあふれます。駐車場に入りきれなくなるほどです。

どうして、そうなったのか? その理由の一つは、『田舎そば川原』のYouTube動画を公開したときに、「昔ながらの本物の伝統料理」がほとんどなかったからです。

競合が少なければ、見てもらえる確率は高くなります。『田舎そば川原』のチャンネルで爆発的に再生回数が伸びたのは、「そうめんのゆで方」の動画ですが、まさに差別化できる内容でした。川原さんのゆで方は、一般的にいわれているゆで方とは違っていたのです。

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