「自分の時間」を上手に作る人がやっている習慣 「今やっておいたほうがいい」それって本当?
自分の家の掃除すらまともにできないなんて人としてどうかと思う、ダメ人間なんじゃないか、といった罪悪感も、いったんここでは無視してOKです。
他の人にどう思われるかではなく、自分自身が今、どう感じているのか?
それを知るための方法が「Have to」と「Want」に分けるということです。
もちろん、嫌なことはいっさいする必要がないというわけではありません。嫌でもやらなければいけないことも、たくさんあるでしょう。でも、頭できちんと「嫌」とわかっていれば、割り切って効率化することもできます。アウトソースしたり、他の手段でやることを考えたりもできるようになるので、まずはそこから始めてみましょう。
「本当は掃除したくないけど、キレイな部屋は好きだから、時間があったらどうにかラクにキレイになる方法を調べたり、誰かにまるっとお願いしたい」というホンネが見えれば、楽にキレイになる方法を調べるために時間を使えます。場合によっては、代行業者に頼んだり、自分一人で抱えずに家族にお願いしたりして、掃除の時間分のME TIMEをつくれる可能性もありますよね。
ここでは身近な掃除を例に挙げましたが、Have toとWantの間で揺れることは、たくさんあるのではないでしょうか。
無理に副業にエネルギーを注ぐ必要はない
「人生100年時代」「老後資金2000万円問題」「企業の副業解禁」といったニュースの見出しや「サラリーマンには先がない」「この業種は10年後に消える」といったインフルエンサーの言葉に影響され、なんとなく今のままではダメだと焦って副業の準備や転職活動を始める方もいらっしゃいます。
「この業種は先細りだ」「今の会社はつぶしがきかない」「副収入を得ないと将来やばい」という意識で転職や副業を目指す場合はHave toです。
もし今の仕事が好きなら、周囲の誰かの声やニュースに左右されず、堂々と今の職場にいてもいいのです。
今の仕事にエネルギーを注ぎ、夢中になって頭角を現していけば、勝手に引っ張りだこの人材になっていき、転職や副業ができるようになるでしょう。無理に副業にエネルギーを注ぐ必要はないかもしれません。
将来に備えてやっておかないと、今勉強しておかないと、後で大変そう……。このような理由の「やりたい」は、Have toなうえに、先のことがわからないままぼんやりとした悩みが含まれています。つまり、本当はやりたくないことなのです。
このようなことは時間を取ろうと思っても、切羽詰まっていないとか、面倒くさいといった理由で、つい後回しにしてしまいがちです。
まずは、後回しにしないでワクワク取り組める、自分にとってのWantとは何かを知るところから始めていきましょう。
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