部下に慕われない上司は相手の立場に立ってない 親身になって自己重要感を高める7つの話し方

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自分を主役にして話してくれる人というのは、普段からたくさん考えているその人自身のことを言語化してくれる人なのです。

ですから、スムーズに相手が心をひらきやすくなるのです。

フォーユートークができるリーダーは、常に「私は」より「あなたは」を多用していることに気がつくはずです。

★②相手に疎外感を与えない

人は自分の興味のない話をされると、「私は蚊帳の外にいるんだ」という疎外感を持ってしまいます。そしてこの疎外感が高まっていくと、「私には関係のないことだから」と話を聞くことをやめてしまいます。

どんなにいい話でも、相手が共感することができないくらいかけ離れた立場の人の話やすごい話、もしくは自分の話ばかりを延々としていては、結果として相手の心の扉を閉じてしまうことになります。

うまくいくリーダーは、常に目の前にいる人に関係のある話を心がけます。

そうすることで、相手が話に参加するゆとりを生み出していくのです。

どんな人でもみな自己重要感を求めている

★③相手を否定しない

「だからあなたはダメなんだ」

直接そう言うかどうかは別として、相手を否定してしまうことにつながる話はできる限り避けたほうが賢明です。

それはたとえ相手が間違っているように見えるときでもです。

どんな人でもそれぞれの気持ちや言い分、そしてそれまで作ってきた自分自身の固定観念や信念を持っています。

そこを一概にダメ出しされてしまうと、相手は自分の存在を全否定された気分になってしまいます。

相手の考えを一概に否定するのではなく、まずはいったん相手の考え方や気持ちを受け入れることがスムーズに相手と話を続けていくための第一歩になります。

うまくいくリーダーはこのことをよく熟知しています。

どんな人でもみな自己重要感を求めていることを忘れないのです。

★④事前に相手の興味を知っておく

人は自分のことをわかってくれる人を好きになります。

そして自分の好きなものを同じように好きな人、つまり共通点がある人に心をひらいていきます。

フォーユートークができる人は、相手とうまくラポール(心を通じ合わせること)を構築することに長けています。

そういう人はまず会話する際に、相手はどんなことに興味を持っているのか、どんなものが好きなのかということをしっかりと理解することから始めます。

「それは難しい」と思うかもしれませんが、方法はいくつもあります。

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