フォーユートークができるリーダーは、まずは「伝えたいこと」ではなく、「相手の興味があること」にフォーカスして話を始めます。
そうすることで相手が心をひらいた後にはじめて、自分の伝えたいことを少しずつ伝えていくので、聞く人の心の中にスッと話が入っていくのです。
まずは相手の興味が先、自分の伝えたいことはその後なのです。
「どう話せば相手が良くなるか」
例えば人前に出たとき、相手に大切なことを伝えなければいけないとき、緊張してしまう人は少なくありません。
しかし、この緊張の一番の原因は「話しているときに自分に意識を向けているから」なのです。
「自分がどう見えているか?」
「自分はうまく話せているだろうか?」
「相手から嫌われないだろうか?」
このように意識が自分に向いてしまうと、どうしても集中力が切れ、会話のパフォーマンスが下がってしまいます。
相手と話すとき、人に何かを伝えるとき、人前で話さなければいけないとき、フォーユートークができる人は、「自分がどう話すか」ではなく「どう話せば相手が良くなるか」に集中します。
不思議ですが、そうすることで、自分自身の我が自然と消え、相手主体の話ができるようになるのです。
例えば自分の友人が本当に困っているとき。
部下のモチベーションが下がっているとき。
自分の子どもが人生の岐路に立たされたとき。
そんなときは誰もが自分ではなく、無意識に相手の幸せにフォーカスして話をしています。そして、どんな人でも本当に相手の幸せを願って話しているときは、プロの噺家顔負けのいい話をしているものです。
フォーユートークはひと言でまとめると
「徹底的に相手の立場に立ち、相手の幸せにフォーカスする話し方」
なのです。
こう書くと難しそうに感じるかもしれませんが、決してそんなことはありません。うまくいっているリーダーはみな、無意識にこのフォーユートークを身につけているのです。
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