部下に慕われない上司は相手の立場に立ってない 親身になって自己重要感を高める7つの話し方

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フォーユートークができるリーダーは、まずは「伝えたいこと」ではなく、「相手の興味があること」にフォーカスして話を始めます。

そうすることで相手が心をひらいた後にはじめて、自分の伝えたいことを少しずつ伝えていくので、聞く人の心の中にスッと話が入っていくのです。

まずは相手の興味が先、自分の伝えたいことはその後なのです。

「どう話せば相手が良くなるか」

★⑦相手のことに集中する

例えば人前に出たとき、相手に大切なことを伝えなければいけないとき、緊張してしまう人は少なくありません。

しかし、この緊張の一番の原因は「話しているときに自分に意識を向けているから」なのです。

「自分がどう見えているか?」

「自分はうまく話せているだろうか?」

「相手から嫌われないだろうか?」

このように意識が自分に向いてしまうと、どうしても集中力が切れ、会話のパフォーマンスが下がってしまいます。

相手と話すとき、人に何かを伝えるとき、人前で話さなければいけないとき、フォーユートークができる人は、「自分がどう話すか」ではなく「どう話せば相手が良くなるか」に集中します。

不思議ですが、そうすることで、自分自身の我が自然と消え、相手主体の話ができるようになるのです。

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例えば自分の友人が本当に困っているとき。

部下のモチベーションが下がっているとき。

自分の子どもが人生の岐路に立たされたとき。

そんなときは誰もが自分ではなく、無意識に相手の幸せにフォーカスして話をしています。そして、どんな人でも本当に相手の幸せを願って話しているときは、プロの噺家顔負けのいい話をしているものです。

フォーユートークはひと言でまとめると

「徹底的に相手の立場に立ち、相手の幸せにフォーカスする話し方」

なのです。

こう書くと難しそうに感じるかもしれませんが、決してそんなことはありません。うまくいっているリーダーはみな、無意識にこのフォーユートークを身につけているのです。

永松 茂久 人財育成JAPAN代表取締役

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ながまつ しげひさ / Shigehisa Nagamatsu

大分県中津市生まれ。講演の累積動員数は延べ60万人にのぼる。3坪のたこ焼き屋からスタートし、現在は作家として活躍。自身の執筆だけではなく、次世代の著者育成、出版コンサルティング、経営コンサルティング、出版支援オフィス、講演、セミナーなど、数々の事業を展開する実業家でもある。『人は話し方が9割』『人は聞き方が9割』『リーダーは話し方が9割』『喜ばれる人になりなさい』(すばる舎)など著書多数。

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