ダイソンのDC61は「男の掃除機」だった 20分間、掃除に集中してみよう

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さて、バッテリー駆動で、モーターヘッド付きで17分、通常20分というカタログ値を紹介した。普段モーターヘッド付きで掃除をしているので、使える時間は17分が目安となる。この時間を長いとみるか、短いとみるかは人それぞれ違うだろう。

バッテリーは、スマートフォンも同様だが、大容量を搭載すればその分重たく大きくなる。その点でバランスを考えた長さかもしれないが、複数の部屋に渡る普段の掃除を考えると、少し心許ない長さにも思える。

ただ、実際使って見ると、その都度ハンドルの人差し指でON/OFFをする仕組みで無駄がなく、またバッテリを気にしながらの掃除は集中力も高く、素早く部屋が片付く。

短時間集中型の掃除に意識を向けてくれて、掃除の習慣も楽しくなってくる。そうした変化も、掃除機の「愛用」度合いを高めてくれている。

お手入れという新たな掃除も

透明なカップにゴミを溜めていくダイソンなどの掃除機は、このカップの掃除がなかなか大変な作業だ。前述の通り、綿埃よりもはるかに細かい、粉状のゴミが大量にカップに溜まり、強い吸引力でカップ内全体に広がってしまっている。

慎重にビニール袋に移して捨て、時々カップごと水拭き、あるいは水洗いをしなければ、取り去ることができない。そのため、風呂場で作業を行って、床面を水で流す、といった工程に落ち着いている。

もちろんダイソン自身が何らかの良い方法を考え出して欲しいところだが、もう少し手入れのコツをつかみたいところだ。

掃除の習慣を新たにすることができた掃除機。春の新生活、何かとアレルギーも強まる季節に、取り入れていてはいかがだろうか。

松村 太郎 ジャーナリスト

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まつむら たろう / Taro Matsumura

1980年生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。著書に『LinkedInスタートブック』(日経BP)、『スマートフォン新時代』(NTT出版)、監訳に『「ソーシャルラーニング」入門』(日経BP)など。

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