ダイソンのDC61は「男の掃除機」だった 20分間、掃除に集中してみよう

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この本体には非常に満足しているが、一つ失敗したことは、長いパイプが付属する「DC62」にしなかったことだ。価格はだいぶ上がるが、普段使いで掃除するようになったため、かがんでぞうきんがけのようにして使うのに少し疲れてきた節がある。

もしこれから購入するのであれば、迷わず長いパイプ付きのモデルにするだろう。ちなみにオプションでパイプだけを購入することもできる。

普段の生活の中で、そう頻繁には掃除機を選ぶチャンスに巡り会えないかもしれない。若いときにひとり暮らしを始めると、掃除機は「揃えなければならない家電リスト」には入っているが、とにかくたくさん買いそろえなければならないため、安く済ませようという心理が働く。

筆者が3年前に米国に移り住んできたときも同様だった。ひとまず安くてその役割を果たしてくれそうなものを、ということで、Sharkというブランドの掃除機を買った。日本の時もそうだったが、掃除機が壊れたという経験がなく、今でも大きな音を立ててその役割を果たしてくれている。

そのため、ベッド用という、異なる用途という動機でもなければ、掃除機を買うこともなかっただろう。ところが、このDC61の満足度はかなり高い。小さいバッテリー駆動ながら、MAXモードだと夜使うに遠慮したくなるほどの音が出て、さすがの吸引力を見せてくれる。掃除機のスイッチはハンドルの内側にあり、引き金のように人差し指で押している間、動作する仕組みも新鮮だ。

そして、無骨ながらパワーと機能性を感じさせるデザインが、見かけ倒しに終わらない点もまた、楽しめるポイントだ。そういう意味で、とても「男らしい」デザインの掃除機なのだ。

クルマのシートの掃除も手軽

DC61はバッテリー駆動なので、どこででも強力な吸引力を見せてくれる。目的だったベッドの掃除も、煩わしい電源コードを気にすることなくできるし、クルマのシートの掃除も手軽だ。

意外と気に入っているのが隙間ノズルで、カーペットと壁の間に沿わせながら部屋を一周している。するとカップはホコリで一杯になっているのをみて、「掃除して良かった」と安堵すると同時に、このホコリがある中での生活にゾッとするのであった。

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