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「黄金時代の西武」まとめた石毛宏典氏の驚く半生 東尾・田淵、工藤・清原など個性が強い顔ぶれ

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――石毛氏が入団した1981年から退団する1994年オフまでの14シーズンで、西武ライオンズは優勝11回、日本一に8回輝く。まさに黄金期。石毛氏はチームリーダーとして最強軍団を引っ張った。チームには東尾修、田淵幸一、山崎裕之などの個性の強い先輩がいた。また秋山幸二、工藤公康、清原和博などの後輩も一筋縄でいかない顔ぶれだった。石毛氏は一騎当千の軍団をどうしてまとめ上げたのか?

ゲーム前の円陣で、広岡さんには監督、コーチの諸注意の後「石毛、お前が話せ」と言って、スピーチさせられたんです。毎日のことですから本を読んだり、映画を見たりネタ探しをした。スピーチのおかげで着目点とか発想などが浮かんできて勉強になりました。田淵さん、山崎さんなどの大物の先輩と、若い選手が、私を間に入れながらつながっていくみたいなところはありましたね。

私はつねに自分に語り掛けるようにスピーチしていました。そうすると面と向かっては話しにくい先輩も同僚も後輩も素直に聞き入れてくれたように感じました。

プロ野球選手は個人事業主でアマチュア集団じゃない

そのうちに先輩方が引退する。東尾さんがピッチャーのリーダー、私が野手のリーダーになって、2人でプライベートでも遊んだりする中で、チームをまとめるためにいろんな話をする。そして工藤、伊東(勤)、清原が一本立ちして僕はベテランクラスになっていく。選手会長にもなる。広岡さんに言われてスピーチをしたことから始めて、いつの間にかチームリーダー的な存在になったのだと思います。

森祗晶監督の代になって、新設されたキャプテンになって、スタッフミーティングにも出るようになる。スタッフの考えを聞いて、選手に伝えたり、選手の声をスタッフに伝えたり、そういう意味では中間管理職みたいな役割をしたかな、と思います。でも、プロ野球選手って個人事業主でアマチュア集団じゃないんで、先輩後輩関係が一番大事なわけでもない。実力の世界ではありました。

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