「趣味は何ですか?」難問への答え方3パターン 「あの映画、絶対観たほうがいい」にイラッとする訳

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例えば「その服、すてきですね」と言われたら「同じのを3枚持ってるんですよ」「これ、セールで買ったんです」「○○っていうブランドなんです」とリアクションしてみましょう。

すると、「へえ、どちらのお店で買われたんですか?」「あ、もうセールの季節ですね」などと会話が始まるでしょう。

「趣味は何ですか? 」という難問への正しい答え方

「ほめられる」のと同じように、反応に困るのが「趣味は何ですか?」という質問ではないでしょうか?

これも、会話のきっかけに過ぎません。かならずしも本当の趣味を答える必要はないのです。「映画は観るけど、趣味とまでは言えない。どうしようかな?」などと余計なことは考えなくていいのです。

「趣味は何ですか?」への答え方のコツとして、3パターンほど紹介しましょう。

1つ目は過去の話をすることです。「よくバレーボールをやってました」「高校のときはよく本を読んでました」といった具合です。

2つ目は未来の話をすることです。「今年はサーフィンに挑戦しようかと」「登山に興味があるんです」といった具合です。

3つ目は最近の話をすることです。「先週、テニスをしました」「昨日、釣りに行ってきました」といった具合です。

どれも、そのまま「趣味」ではないのですが、「なんでちゃんと趣味を答えてくれないんだろう」と思う人はいないでしょう。

「バレーボールやられてたんですね。最近はやられてないんですか?」

「釣りに行かれたんですね。どちらですか?」

などと会話が続いていくはずです。

「ほめ」も「趣味」もコミュニケーションの潤滑油、会話のきっかけに過ぎない。そのことを覚えておきましょう。そうすれば、「ほめられた、どう返そう……」「趣味なんてない。どうしよう……」などと困ることはなくなるはずです。

【得ポイント】 ほめられた=会話を広げるチャンス
●得する人=純粋な気持ちでほめる→好印象度65%
●損する人=上から目線でほめる→悪印象度71%

上手に人をほめるというのも、なかなか難しいものです。

せっかくほめたのに相手が喜んでくれない、それどころか不機嫌になってしまう場合もあります。ほめ方にも「損するほめ方」と「得するほめ方」があります。

例えば、会社でのこんな場面。

「先輩、あの交渉うまくいったんですか?」

「ああ、おかげで契約とれたよ」

「さすがですね。先輩って、ほんと営業のセンスがありますよね」
「……」

このほめ方は損しています。

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