40代「結婚より"恋愛したい"ってダメですか?」 40代男女が「"恋活"アプリ」に殺到する切実事情
かつて、恋愛は「若者の特権」というイメージがあったかもしれません。
「40代独身で、結婚ではなく“恋愛がしたい”って言ったらダメですか?」とおっしゃる方がいます。今は“婚活”ではなく、“恋活”を目的としたマッチングサービスも増えています。後述しますが、そこには40代の利用者も多くいます。
「恋愛したい」と思っているのは、少数派ではありません。40代の“恋愛欲求”は高い傾向にあります。
博報堂生活総研の生活定点によると、20年前は「いくつになっても恋愛をしていたい」と考える人は20代が最多でした。しかし今、恋愛したいと考えている人は、20代より40代のほうが多いのです。若い時から恋愛にポジティブなイメージを持っている人たちが、そのまま40代になっていると感じます。
40代「恋愛はしたいけど…」
出会いが欲しいという40代の声を聞いていると、「若いときは子どもを持つことも考え、婚活していた時期もあった」という方によく出会います。年齢を重ねて、入籍にこだわる理由がなくなるといいます。
すでに自分の家を持っていたり、離婚歴があったり、自分の生活ペースが出来上がっていたりして、一緒に暮らす家族をゼロから作りたいというほどではないのです。それでも、人生を豊かにするうえでパートナーは欲しい。
ただ、そういった欲求はあっても、出会いに積極的になれない方も多くいます。「婚活実態調査2022」(リクルートブライダル総研調べ)によると、「いつかパートナーが欲しい」と考えている独身者の中で実際にアプリなどのマッチングサービスを利用した経験がある人の割合は、25.3%。じつは4人中1人しか使っていないのです。このギャップをどう考えたらいいでしょうか。
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