それだけではなく、選手たちには「レベルアッププログラム」という学びの機会が設けられている。
「潜在的な身体能力を引き出すための姿勢を作る方法」 講師:金子雅明(理学療法士)
「自分を作る」 講師:星川太輔(スポーツアナリスト)
「球速を上げる・バッティングの飛距離を出す、を理論的に学ぶ」 講師:鈴木善雅/山田京介
「球速向上」 講師:内田聖人(投球指導者、ターニングポイント代表)
「心を燃やせ」 講師:加治佐平( 東洋大学 特任准教授;バイオセンシング)
「根鈴雄次とトークセッション」 講師:根鈴雄次(野球指導者)
「野球に必要な体を学ぶ」では“トップアスリートが認めた骨格改善トレーナー”として知られる鈴木善雅氏が、骨格の構造をわかりやすく説明し、どうすればパフォーマンスが向上するかを明快に説明した。試合後で疲れていたはずの選手が、熱心に聞いていた。
プロのキャンプとほぼ同じ仕様
筆者は毎年、この球場で行われる横浜DeNAベイスターズの春季キャンプを取材する。NPBのキャンプは規模でもグレードでもアマや独立リーグの合宿とは別物だが、今回のジャパンウィンターリーグがプロとほぼ同じ仕様で行われていることに驚いた。ブルペンも室内練習場もDeNAと同じ施設が使えるし、グラウンド整備のスタッフもいる。この背景には、地元沖縄県の全面的な協力体制がある。
ジャパンウィンターリーグ副代表の知花真斗氏は語る。
「鷲崎代表などウィンターリーグとは何かを知っている人と、われわれのような沖縄の状況を知っている人がしっかり役割分担をして大会を運営しています。沖縄では多くの企業さんに協賛いただきました。1つのスポンサーさんからさらに支援の輪が広がるような形でしたね。私自身、浦添商業から亜細亜大学、社会人のエネジックで野球をしていましたので、ブルペンで投手の球を受けるなどのサポートもしています。役に立つ人が集まってきたという印象ですね」
知花氏は旧知の元ダイエーのエース、斉藤和巳氏にも協力を要請。斉藤氏はアンバサダーに就任した。
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