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キャリア・教育 #イマドキ部下を伸ばす7つの技術

「部下が育たない上司」は話の聞き方を知らない 「早く言ってよ!」という状況になるのを防ぐ

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  • 福山 敦士 連続起業家/ビジネス教育研究家/香川オリーブガイナーズ球団代表取締役社長
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部下とは定期的に話をするようにしているという人もいるかもしれません。しかし、聞く時間を十分に持てていないと、上司が一方的に話すだけになり、相手は意見を伝えられません。それでは何かを伝えても、部下は、「はい、わかりました。ありがとうございました」で終わってしまうのです。

そうならないためにも、部下の話を聞く時間を設けることが大切です。部下が自ら発言し、その内容を上司が聞くことで、指示や学びを部下が自分のものにするよう促すことができます。

ヒアリングする内容は、「今の業務内容」や「今後の不安」などがよいでしょう。「今の業務で困っていることはありませんか?」「今後、会社はこういう方向に進む予定ですが、あなたのキャリアに不安はありませんか?」などの質問です。そのうえで、メンバーからもらった質問や要望はなるべくその日のうちか、一両日中に返答します。

このように部下の話を聞く時間を設けることで、部下は「この上司は話を真剣に聞いてくれる」と思えるようになり、信頼関係を築くことができます。すると、部下が本音や考えていることを上司に話せるようになるのです。

なるべく席にいるようにする

部下の話を聞く機会を逃さないためにも、上司はなるべく自分の席にいるようにしましょう。そうすることによって、部下は相談や報告がしやすくなります。

できるだけ席にいるように心がけることは、シンプルでありながら効果的な手法と言えます。部下の話を聞く姿勢があることを示せます。

とくに近年の上司(中間管理職など)は、プレイングマネージャーであることが多く、仕事に追われている時間が大半を占めています。そのため部下も、相談するタイミングがわからず、問題を放置してしまうことが少なくありません。上司が一日中会議室にこもるなどして席から離れていると、その間、部下は相談できません。

そうでなくともイマドキ部下は、ミスを恐れるため問題が発生した段階ですぐに相談しないで、タイミングをうかがいながらワンテンポ遅れる形で報告しがちです。

上司へ相談できないことで問題解決がさらに後ろ倒しとなり、結果的に「早く言ってよ!」という状況が生じてしまうのです。

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【ホウレンソウをしつこく求めない】

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