2019年、LAの20名ほどの10代のインフルエンサーたちによる「ハイプハウス(Hype House)」という企画がスタート。これはLAの高級住宅街にある賃貸の豪邸にインフルエンサーが、TikTok・YouTube・Instagramでコラボをすることと、お互いを高め合うことを目的に共同生活をするという企画で、公式YouTubeチャンネルは163万人、公式TikTok2300万人ものフォロワーを持つ巨大コンテンツです。2022年にはNetflixでも番組化され、アメリカのZ世代に絶大な支持をされています。
2023年はこうした流れをくみ、「日本でも個人で活動しているインフルエンサー同士が手を組み、グループとしてブランディングをしていく流れが加速するのでは?」と予測しています。
お互いのフォロワーをお互いに流していく
「推し活」という文化が社会現象になっているように、グループの中のメンバーを推す文化は根強く、またこれまでは自分の影響力をいかに伸ばすかを頑張っていたクリエーターたちがグループとしてお互いのフォロワーをお互いに流していき、より影響力を増幅することができます。
現在の日本でも、ヒカルのNextStageや、ジュキヤのジュキぱっぱといったクリエーターが集まったグループは活躍していますが、数は多くありません。
また、コムドット・スカイピース・カジサックが、YouTuberクリエーターを3チームに分けてチャンネル登録者数の伸び数と球技大会当日の結果によるポイントで競い合う「チャンネル登録球技大会」といった企画も盛り上がっていますが、こうした期間限定のコラボ企画を経て実際にグループとしてブランディングをしていく流れも起きそうです。
2020年6月時点で国内利用者は18~64歳で6500万人といわれているYouTube。これまで「若者のもの」と思われる側面もありましたが、コロナ禍で視聴者層が広がり、コンテンツの幅もさらに広くなっています。
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