「年収1000万円超の男」と交際した婚活女性の顛末 彼女たちは夢見るセレブ生活が送れるのか

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あこがれのセレブ生活を夢見て婚活を続ける女性たちのストーリーです(写真:Pangaea/PIXTA)
高年収男性との結婚を夢見て、婚活している女性は多い。いくら稼いでいれば高年収なのかその線引きは難しいが、“1000万円プレーヤー”という言葉があるように、目安は1000万円以上だろう。婚活市場でも年収が1000万円以上ある男性は、確かに人気だ。しかし、彼らと結婚して、女性たちは本当に夢見るセレブ生活が送れるのだろうか?
仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点をあてて、苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けする連載。今回は、“年収1000万超の男性と交際した女性たちの現状”についてつづりたい。

年収1300万円男性に割り勘

女性も20代のころは、結婚の条件に男性の年収をさほど頓着していない。それよりも、一緒にいて楽しい、フィーリングが合う、見た目がタイプ……そんな男性を好きになり、恋愛の延長線上に結婚があればいいと考えている人が多いのではないか。

ところが、30代になり、歳を重ねるにつれて、男性の年収がだんだんと気になるようになる。

結婚相談所のなかには、エリートとの結婚、医師との結婚、高年収男性との結婚をうたっているところもあり、そこに集まってくる女性たちは結婚相手に高年収を求めているのだろう。

よりこ(37歳、仮名)は都内で派遣社員をしている。年収は240万円程度だ。お見合いして交際に入ったのは、IT企業で働くまきお(41歳、仮名)で、年収が1300万円あった。

「私は派遣社員で、いつまで働けるか保証はないし、年収も少ない。結婚するなら、安定した収入のある人を希望します」

入会面談のときにこう言っていた。選ぶ相手は自営業は避け、公務員や手堅い企業に務める男性たちだった。年収は高望みをしていたわけではなく、450万円あればいいと思っていた。そんななかで“歳が近い人”という条件だけは譲れないらしく、どんなに高年収でも、50代、60代とは見合いをしなかった。

あるとき、まきおから申し込みが入った。

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