女と男は婚活の考え方が違う
男性と女性の婚活の仕方を見ていると、スタート地点に立ったときに、成婚にたどり着くまでの考え方が違っている気がしている。男性は結婚という目的にピンを打ち、その目的を達成するためにお見合いをしていく。
ただ、最初にサイトに登録をしてみると、若くてきれいな女性がたくさん目に飛び込んでくる。そうなると、自分の年齢や条件は棚上げして、年の若い、見た目も好みの美人にばかり申し込みをかける。
しかしながら、まったく受けてもらえず撃沈。たまたまお見合いができたとしても、お見合いでお断りをされるか、交際に入っても1、2度会うと、交際終了が来る。そうした失敗経験を重ねていくと、“結婚”という目的を達成するために、年齢の幅を広げて、見た目も条件も驚くほど譲歩するようになる。
一方、女性は自分の感情を優先させて婚活をする。 “自分が好きになれる人”“自分の考えに共感してくれる人”を探す。そして、その先に結婚がある。また、過去に体験してきたことを記憶から消さないので、年齢を重ねていても、若いときにモテていた頃と同じ気持ちで婚活をしている。どんなに婚活がうまくいかなくても、男性の年齢、条件、見た目の譲歩はしないことが多い。
悲しいが、女性は若さでチヤホヤされるのが日本の社会だ。
まだ出産もギリギリできるかもしれない。見た目もおしゃれできれい――。そんなアラフォー女性は、自分の婚活市場での立ち位置が見えていない。だから、婚活がとても難航する。
あさみ(41歳、仮名)は、40代には見えないスタイルのいい美人だ。お見合い写真の撮影も、ボディラインのわかるシンプルなワンピースを着て、自信満々で臨んだ。そして、サイトに登録をしたのだが、申し込みをかけてくるのは10歳以上歳の離れた年上男性ばかり。最初は、その現状にとても憤慨をしていた。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら