W杯リーグ最終戦に突入も「消化試合なし」の異変 どちらが勝ってもおかしくない試合の連続

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ドイツに勝利し、歓喜するサッカー日本代表の選手たち(2022年11月23日撮影)(写真:日刊スポーツ)

気がつけば全64試合のうちの32試合が終了。29日からは1次リーグ3巡目が始まる。ここで、過去になかった異変に気づいた。リーグ最終戦になっても「消化試合」がないのだ。

ロシア大会では6チームが2試合で突破を決めた

4チーム中2位までが決勝トーナメントに進む現行の方式は、大会参加チームが24から32に増えた98年フランス大会から。初出場した日本はアルゼンチンとクロアチアに連敗して敗退が決定。リーグ最終のジャマイカ戦は、敗退決定国同士の「消化試合」だった。

強豪国が2試合で突破を決め、弱小国は2試合で敗退が決まる。強豪が決勝トーナメントに備えて主力を休ませるのは、よくある光景だった。前回のロシア大会では6チームが2試合で突破を決め、8チームの敗退が決まっていた。14年ブラジル大会でも6チームが2試合で突破を決めた。

今大会、2試合で突破を決めたのはフランス、ブラジル、ポルトガルだけ。敗退決定も開催国カタールと次回開催国カナダの2チームだけだ。日本のE組など6組は、全4チームに突破の可能性が残る。見逃せない試合ばかり。ますます寝不足になりそうだ。

ドイツに勝ってコスタリカに敗れた日本のように、ほとんどのチームが好パフォーマンスを2試合続けられない。金星の後は敗戦を喫し、大勝の後は引き分ける。1試合目と2試合目とで、まったく別の顔を見せるチームも少なくない。

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