投機筋「ドル売り持ち」は潮目変化の先取りなのか 「ドル売り」=「円買い」ではないことに注意

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IMM通貨先物取引のポジションの動きを捉えて「円安・ドル高局面の転換なのか」と考える向きがあるが、果たしてそうと言えるのか。

ドル高修正を想起させる投機筋のポジション変化が見られる。写真は英ロンドンの外貨両替所(写真・Bloomberg)

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投機筋の現状を反映するアメリカ・シカゴのIMM通貨先物取引のポジションがドル売りに傾斜している。

11月15日時点で主要8通貨の対ドルでの合成ポジションは+13.5億ドルの買い持ち、すなわちドルから見れば売り持ちに転じている。

1年4カ月ぶりのドル売り持ちの読み方

同ポジションにおいてドルが売り持ちに転じたのは2021年7月以来、1年4カ月ぶりの出来事である。

この動きを捉えて「円安・ドル高局面の転換なのか」と考える向きがあるが、結論から言えば、「ドル高局面の転換である可能性は高いが、円安局面の転換である可能性は低い」というのが筆者の考えだ。

今回、IMM通貨先物取引で見られた動きに関しては、①急速なユーロ買いの影響が出たこと、②円売りポジションは依然大きいこと、の2点を押えておく必要がある。

次ページ厳しさが伝えられる欧州経済、なぜユーロ買いなのか
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