「話がダラダラ長い人」が犯している3大間違い 説明は「抽象→具体」の順番を守ることが極意

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話が長くなってしまう「説明下手」の原因とは(写真:YAMATO/PIXTA)
説明が下手な人の特徴に「話がダラダラ長い」ということが挙げられます。要点をつかんで話せないから長くなり、時間をかけた割に相手に話が伝わらないことも「あるある」でしょう。そんな人に共通する3つの間違いと、説明上手になるための3つのポイントをビジネス系人気YouTuber「ハック大学 ぺそ」さんの著書『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』より一部抜粋、再編集してご紹介します。

説明下手な人が陥りやすい欠点

間違い1 「抽象→具体」の順番を守っていない

説明下手な人が陥りやすい欠点として、まず挙げられるのが「話の順序」です。

説明する側が話している順序と、聞き手が内容を受け取りやすい、聞いていて理解しやすい順序にズレがある場合、聞き手の視点では「ダラダラと話している」「何を言っているのかわからない」と評価されてしまいかねません。

説明の基本構造は、説明する側から聞き手への情報の流れです。時には説明の内容が詳細かつ具体的で、膨大な量になることもあります。

いくら焦っていたとしても、急に具体的な話をピンポイントで始めても、相手はまず受け取れません。全体のストーリーの中でその話がどの位置にあるのか、どのくらいの重要性があるのかがわからないからです。

その際にうまく進めるテンプレになるのが、「抽象(ざっくりした大枠)から具体へ」という流れを守ること。さらに、「抽象→具体」と展開した流れを再び「抽象」に戻し、いわば往復することで、説明力をフックにして考える力までアップします。

警察や消防に通報すると、まず相手から「事件ですか? 事故ですか?」「火事ですか? 救急ですか?」と聞かれるそうです。通報者は焦っていることが多く、見たままの状況を断片的に説明し始める場合が多いため、一刻一秒を争っているのに全体像を素早くつかめません。そこでまずは「事件か事故か」「火事か救急か」という抽象度の高い情報を聞き取り、その後の行動を絞り込むわけです。

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