やせたいと色々試す人に知ってほしい3つの盲点 炭水化物抜き、デトックス、軽い断食は何が問題か

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ダイエットを成功させるのに必要なのは、堅苦しい計画を守ったり、摂取カロリーを決めてカロリー計算に勤しんだり、特定の食品を避けることではない。自分のニーズに合った食べ方を見つけ、時間をかけてゆっくりと着実に体重を減らすのが最も効果的だ。特定のダイエット法よりも、むしろ食事をきちんととることを続ける必要がある。

1回の食事の量をコントロールし、食事の間には健康的な間食を選ぶようにしよう。摂取する食品の種類を増やすことも減量効果を高めると考えられている。さまざまな種類の料理や野菜を毎日試すのがいいだろう。

気分よく過ごせるように

柔軟さも必要だ。友達付き合いなどの余地を残し、感情面や身体面のニーズにも対応し、気分よく過ごすのに役立つようでなければならない。具体的には次のような点を考慮する必要がある。

・自分にとっての「健康的」とは?(野菜をたくさんとることか、糖分を減らすことか、など)
・自分がどのくらい活動的か、どのくらいの頻度で運動するか。
・食べ物の好みや知識、心配な点。
・睡眠の質やホルモン機能、不安のレベルなどの体や心の健康。
・社会や文化、家族からの影響。
・現実的な目標とサポート。
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すぐに始められる方法として、食事日記をつけることを推奨したい。いつ、どこで、誰と、何を食べたか、満腹感はどのくらいか、どう感じたか、を記すことで、どんな要因が食事に影響するのかといった自分のパターンを知ることができる。

自分のニーズに合った食べ方を見つけるには、管理栄養士など専門家のアドバイスを受けるのが望ましいが、グループでの自助プログラムに参加したり、オンラインツールで計画作成したりする方法もあるだろう。

魔法のようなダイエット法は存在しない。次々に現れては消えるはやりのメソッドや他人の成功例に惑わされることなく、必要な栄養をバランスよく取りながら地道な減量プログラムに取り組むことが、健康的にやせる最善の策だ。

リアノン・ランバート 栄養士

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Rhiannon Lambert

イギリス栄養協会の登録栄養士。イギリス心理学会認定の摂食障害専門マスター・プラクティショナー等の資格を持つ。2016年に個人向けクリニック「Rhitrition」を設立。食と健康をテーマにした初の著書がベストセラーとなったほか、人気ポットキャスト“Food for Thought”のホストを務めるなど、イギリスを代表する栄養士の1人として活動する。

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