できる限り、くだけたやり取りを増やし、自分の人間性を知ってもらい、相手の人間性も理解するという機会を重ねていけたらと考えています。オンラインだからこそ、愛着形成を補うための雑談が大事で、それは意図的にやっていかなければできないことです。
また、組織をつくる側の立場としては、どのようにランダムな交流を生み出させるかといったことも考えていかなければならないでしょう。
オンライン空間でつくりだす雑談の機会
──社員どうしの雑談も自然と生まれるカルチャーがあるそうですが、オンラインではどうなりましたか?
今でも、そうした文化は続いています。例えば、私のチームの仲間が、「Google Meets」で「Coffee shop session」というルームを作っています。金曜の夕方、ここで気軽に雑談しませんかというお誘いです。
こういった企画を、オンラインでも社員それぞれが提案して、ふらっと立ち寄って話すことができる環境が自然とつくられています。
リモートに関しては、強制ではありませんが、基本的に全員がカメラをオンにするカルチャーがあるのも特徴です。
多くの人が外付けのマイクやカメラを使って、自分の声が相手に聞こえやすく、顔が鮮明に映るようにと考えていて、オンラインであっても実際に接しているような環境を作ろうと努力しています。
リアルとオンラインの違いはありますが、毎日、顔を見て話しているので、親近感は醸成されています。私自身、入社したときからリモートで働いていますが、疎外感を感じたことはありません。
また、コロナ禍以前から、希望者を自動的にマッチングして、会社の補助でランチに行くという「シャッフルランチ」を行っていますが、オンラインでも実施しています。
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