リモートで「部下の気持ちがわからない」上司の壁 「感情の亀裂」を埋めるすぐできる「雑談テク」

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私自身、メルカリに来て初めて「Slack」を使ったので、最初は戸惑いました。でも、こういったミーティングを経て、今ではメールよりも「Slack」のほうが仕事しやすいと感じています。

上司として部下といかに接するか

──山本さんは、リーダーとしてどのようなコミュニケーションを取っていますか?

私のチームには、25人ほどのメンバーがいますが、そのうち直属の部下である10人ほどとは毎週固定で、全員との1on1やチームミーティングを行っています。また、四半期ごとにオフサイトミーティングを行い、チーム単位でのリズムを作っています。

1on1では、事前に話したいことを、お互いにメモして、オンラインで共有しておきます。当日は、それについてしっかり目線を合わせながら話し、内容をログに残して決まったことを明確にしておきます。そして、1週間後の1on1で、お互い確認するというような流れですね。

「Slack」でも適宜フォローアップしているので、自分のメンバーとはほぼ毎日、何かしら言葉を交わしています。

また、オンラインで気をつけているのは、カメラ越しにしかめっ面を見せないことです。相手の心理にネガティブな影響を与えてしまわないよう、極力にこやかな表情を意識してもいます。

そして、1on⁠1で話すときは、雑談から入ることを徹底しています。

「元気ですか」から入って、数分は雑談。それによって心理的安全性を担保してから、議論をします。いきなり「先日のあの件だけど」と話し出すと、みんな硬くなってしまいますからね。

オンラインは、効率的ではありますが、万能ではありません。オンラインになると、知っている人、好きな人としか話さなくなり、コミュニケーションをとる相手が固定されていくということもよく言われます。

やはり人間どうしですから、お互いへの愛着がわかなければ、チームとしてのパフォーマンスも上がらないでしょう。

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