今でこそ、レギュラーのバラエティ番組では屈託ない笑顔でスタジオに華を添える姿も印象に残る。
しかし、新人アナウンサー時代には共演するお笑い芸人から「だって、イジりにくいんやもん」と冗談交じりに苦言を呈された経験もあった。
当時は「与えられた進行台本を読むだけで精一杯」だったと振り返る西澤アナ。しかし、持ち前の「立ち回りの器用さ」でみずから方針転換を図った。
なぜ「イジりにくい」のかと自身で考え、改善を図った西澤アナは、面白ければ「視聴者のように大笑い」するように。
時に番組では下ネタも飛び交うが、そんな場面では「嫌な気持ちが伝わる表情をする」と心がけるようになってからは、周囲の芸人からも心地よくイジってもらえるようになったという。
「アナウンサーは"カメレオン"のようであるべき」
「アナウンサーは"カメレオン"のようであるべき」と述べるが、その哲学からは西澤アナならではの「器用さ」や「臨機応変さ」も垣間見える。
バラエティ番組では、周囲の芸人からも心地よくイジってもらうことをめざす。
その一方で、アナウンサーとして「正しい情報を伝える」ことを求められる西澤アナのレギュラー番組のひとつ、政治評論家・橋下徹が論客と時事問題について語り合う討論バラエティ番組『NewsBAR橋下』ではニュース原稿読みに徹しているが、扱う問題に合わせ、より入念に下調べを行うなどして本番に臨んでいる。
じつは、小学校時代も「持久走大会で1位をとるため、走り込みました」と昔から計画的な一面があったことも語ってくれた西澤アナ。
人気をつかみ取る背景にあった「戦略的思考」「積極性」「立ち回りの器用さ」は、一朝一夕で培われたものではないのだろう。
現在は「『ABEMA』のアナウンサー室をキー局に匹敵するほどの存在まで成長させたい」と願い、仕事へと邁進中。
今後も「みずからの力」で目標への道筋を切り開きながら、活躍の幅をよりいっそう広げていくことだろう。
前編の記事:キー局全落ち!「"下剋上"アナ」驚きの大逆転人生
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