「実は婚活弱者?」40代高収入女性が苦戦する理由 こだわりを捨てればよいご縁があるのだが…

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また、仲人見でいうと、マイルールをガチガチに作っているのは、40代女性が多い。そのルールは、重ねてきた年齢のなかで培われてきた経験から作られてきたものだ。自分が作っているルール通りに物事を進めようとするので、それができないと怒りへと変わっていく。

これまでまったく生活環境が違っていた男女が1つ屋根の下で暮らすのが結婚だ。マイルールがある人は、人を受け入れる許容量が狭くなるので、どうしても婚活がうまく進まなくなる。

高学歴高年収アラフォー女性の結婚

さらに、婚活を難しくするアラフォー女性の属性は、高学歴で男性と肩を並べて仕事をしてきたバリキャリ組。

まなみ(44歳、仮名)は上場企業で総合職をしていて、年収が1000万円近くあった。面談のときに「男性の年収は、自分よりも低くてよいが、800万円くらいはほしい」と言っていた。

今の日本の平均年収は、443万円(2022年、国税庁調べ)であることを告げると、まなみは言った。「そんなに低いんですか? ウチの会社の男性は、40代でみんな1000万円を超えています」

高年収の女性が働く会社の男性は、当然のことながら高年収だ。その環境のなかにいると、一般的男性の年収の低さに驚く。

そうかといって、やはり理想を下げることができず、まなみは年収の高い男性にばかりお申し込みをかけていた。また年齢も譲れない条件の1つで、49歳まで。50歳を過ぎると、「そんなおじさんとは、結婚できない」と手厳しかった。

高学歴で、仕事も男性と肩を並べてやっていきたいと思っている女性は、20代で結婚したほうがいい。給料の高い会社に新卒で就職したのなら、20代のまだ独身男性が多いうちに、自分の会社か同じよう職場環境で働いている男性を見つけて結婚してしまう。年を重ねれば、条件のいい独身男性はどんどんいなくなっていくのだから。

まなみは、現在も婚活を頑張っているが、なかなかいいお相手にめぐり会えずにいる。ただ、まなみのように高収入を得ているタイプは、婚活で結婚相手が見つからなければ、そのまま1人で生きていくことを選択してもいいと思う。人に頼らなくても生きていける経済力があるのだから。

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社会に出たら、次は結婚。そんな時代はとっくに終わっている。今、結婚は個人が選択する時代だ。自分が考えている条件と合わない人と、無理やり結婚という形を作るなら、1人で生きていくのも選択肢の1つだ。

ただ、アラフォー女性で結婚をしたいと思っているのなら、もう一度自分が婚活市場で置かれている立場を見直し、考え方を柔軟にしたほうがいいかもしれない。

鎌田 れい 仲人・ライター

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かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ

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