出版社勤務の恵さん(24歳、仮名)は、「わからないことがあっても、距離感を覚える相手に気軽にチャットを送れない」と言う。上司や先輩への連絡はチャットやメールが中心だが、中には顔も見たことがない相手もいる。
「世代が違うから文章のニュアンスが伝わらなかったら嫌だなと。『!』を入れたほうがいいのか、『…』を使うべきか。そう悩んでいると返事に時間がかかるんです」
恵さんは近頃、友達への連絡も腰が重い。大学4年生のときにはオンライン授業になり、同級生と気軽に会えなくなった。友達とのLINEのやり取りも距離感がつかめず、遊ぶ約束をするにも、「仕事のアポ取りのような感覚になって気が重い」と言う。
そんな恵さんが何も考えずにLINEを返せる相手は、2歳上の姉くらいだ。
若手社員や大学生たちは、同僚や友達への過度な気遣いによって疲弊している。Z世代の20代の人間関係に共通する傾向はあるのだろうか。
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