一文無し帰国も「海外就職」のそう甘くない現実 「駆け出しエンジニアの就職」明暗を分けるもの

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駆け出しエンジニアの海外就職、明暗を分けるものは?(写真:jessie/PIXTA)

強烈な円安により、若手エンジニアを中心に関心が高まる海外就職。SNSでは「業界未経験だったけど、海外就職で年収1000万円になった」など、サクセスストーリーもあふれているが、そう甘くはない現実も。

本記事は『エンジニアtype』(運営:キャリアデザインセンター)からの提供記事です。元記事はこちら

「海外に行ったはいいけれど、就職もできず、貯金も使い果たして帰国という人が目立つようになった」

そう話すのは、カナダを中心にエンジニアやデザイナーの留学・就職サポートをする「Frog」代表のSennaさんだ。

若手エンジニアの海外就職に、今何が起きているのか。後悔しない海外就職をかなえるヒントとあわせて聞いた。

「就職できず一文無し」ふんわり海外就職の落とし穴

──「Frog」ではエンジニアの海外就職支援を行っていますが、ここ数年で海外就職に関心を持つ人は増えているのでしょうか?

僕らの拠点があるバンクーバーを事例にお話しすると、就職を希望する若手エンジニアは増加傾向にありますね。

カナダはアメリカと比較して就労ビザが取得しやすいのと、シリコンバレーがすぐ南に位置することから、有名なテック企業の支社も多いんです。

いったんカナダで就職してからアメリカの本社へステップアップというキャリアも描きやすく、バンクーバーで働くことに興味を持つエンジニアも少なくありません。

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