コロナ禍は私たちのコミュニケーション様式にどのように影響を与えたのか。それを知るために、私は今年7月、全国1200人を対象に独自のインターネット調査を行いました。
そこで浮かび上がってきたのが、深刻な「コロナコミュ障」とでもいうべき実態です。
全世代で約2割、10代女性の33%、つまり3人に1人がコロナ禍による「コミュ力の低下」を実感していました。
「特に低下した」と感じるコミュ力のNO.1は「雑談・会話力」で24.9%。10代女性に至っては38.0%の人が衰えを実感していました。
全体の38.8%の人が「雑談が苦手」と答えており、「得意」と答えた人は25.9%。
つまり「4分の3の人たちは、雑談に自信が持てないでいる」という結果でした。
3つの「誤った思い込み」が「苦手意識」の原因
私は、企業研修や日本各地での講演会を通じて、「簡単に雑談できる方法」を伝授する中で、多くの人が雑談について「誤解」を持っていることに気づきました。
特に「3つの思い込み」にとらわれ、雑談に苦手意識を持つようになっているのです。
この「3つの思い込み」から抜け出すことで、雑談は思いのほか簡単にできるもの。
緊張した面持ちで講演会にやってきた人たちが、ちょっと「おまじない」をかけるだけで、赤の他人である隣の人と話を弾ませ、楽しそうに帰っていく様子を見ると、「『雑談の楽しさ』をもっと知ってほしい!」と痛感します。
では、その3つの「誤った思い込み」とはなんでしょうか?
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