雑談「苦手な人」もすぐ上達!魔法の「凄い発想法」 3つの「誤った思い込み」を解き放つだけでOK!

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【誤った思い込み3】「聞いていればいいだろう」

3つめは、「聞いていればいいだろう」という誤った思い込みです。

よく「話すのは苦手だけれど、聞くのはできる」とおっしゃる方がいますが、実は「ただスポンジのように、相手の話を吸い込んでいるだけ」という人も少なくありません。リアクションも表情もなく、ただ聞いている

やはり、雑談はピンポンのように返すことで進んでいきますから、上手な「返し」は大切です。

そのためにおすすめしたいのが、ただ漫然と「聞く」のではなく、一生懸命に意識を集中して「聴く」、そして、相手に質問をして「訊く」ことです。

相づちを打ったり、リアクションをしたり、本当に面白そうに、楽しそうな表情を見せたり、相手に興味を持って「質問をする」ことで、雑談はびっくりするぐらい簡単に弾むのです。

「世界最高の雑談力」は今を生き抜く「最強の武器」

雑談は、人間関係の入り口となる「最初の第一歩」です。

ここでつまずくと、つながりを深化させていくことが難しくなるわけですが、リモート勤務やマスクの浸透により、会えない、顔も見られない状態で、「心を通わせることができない!」と悩む人が増えているのです。

11月17日(木)に岡本純子さんの10名限定の「雑談力&話し方セミナー」を紀伊國屋書店梅田本店で実施します。詳細はこちら

なかなか会えない時代だからこそ、人と人との「瞬間接着剤」となる雑談の役割が見直されているわけです。

ただ、昔のように隣近所や地域、家庭、学校などで、実践的にその方法を学ぶ機会もほとんどありません。

それゆえ、多くの人が、人と話すことに苦手意識を持ち、自信を失っている昨今ですが、裏返すと、「ちょっとしたコツ」をつかめば、人間関係の最初の壁を突破するのは思うほど難しくありません。

人と会いにくい時代だからこそ、雑談は、人と人との「最高の瞬間接着剤」になります。これからの時代を生き抜く最強の武器「世界最高の雑談力」を、ぜひ皆さんも手に入れてみませんか

岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師

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おかもと じゅんこ / Junko Okamoto

「伝説の家庭教師」と呼ばれるエグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション・ストラテジスト。株式会社グローコム代表取締役社長。早稲田大学政経学部卒業。英ケンブリッジ大学国際関係学修士。米MIT比較メディア学元客員研究員。日本を代表する大企業や外資系のリーダー、官僚・政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチ等のプライベートコーチング」に携わる。その「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれる。2022年、次世代リーダーのコミュ力養成を目的とした「世界最高の話し方の学校」を開校。その飛躍的な効果が話題を呼び、早くも「行列のできる学校」となっている。

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