大阪に2年先まで予約が入ってる超人気のお寿司屋さんがあって、そこの名物大将がインスタをしてるんですが、ストーリーズに、
「美味しいマグロ入荷しました」なんて書かずに、こう書いてあったのです。
「先日、ムカつくことがあって2キロ痩せました。でも、そんなわだかまりの記憶を全て消し去ってくれるマグロが入荷しました」
もう、すぐ行きたくなります(笑)。
自己紹介にも使える「伝える技術」
「伝えるとは、相手の頭の中に絵を描くこと」と、お伝えしたわけですが、これは自己紹介でも使えます。例えば、僕が自己紹介するとしますよね。
「お米の美味しい新潟出身のひすいこたろうです。僕は、ゆげのたつ、できたての白いごはんのような人になりたいって思ってます。
白いごはんは、梅干し、焼肉、魚、卵、納豆、どんな食材とも相性が合うから。そんな白いごはんのような人になって、個性豊かな人たちとたくさん出会い、そして、相手の素材の良さを引き立てていきたいです。そんな僕に、どうぞ出会ってやってください。おかわりお待ちしてます」
ゆげのたつ、白いごはんが頭の中に浮かびましたよね?
すでに相手がよく知ってることにたとえることで、より少ない文字数で、奥行きのあるイメージを伝えることができるんです。しかも、こんな自己紹介をすれば、ごはんを見るたびに、僕を思い出してくれることだってありえるんです。
たとえば、パソコンのファイルの圧縮・解凍の意味を説明するのに、「大量のワカメをそのまま送ると大変だから、乾燥させてあるよね。それが『圧縮』。で、家では水をかけて戻すよね。それが『解凍』」って伝えれば、イメージが伝わります。
このように未知の物事や、相手が深く知らない物事を、すでによく知られるものに当てはめて理解を促すことを「アナロジー」と言います。
最後に、こんな例もあります。
これはベストセラー『伝え方が9割』(佐々木圭一著)に載っていた事例ですが、チカンが頻発する地域に「チカンに注意」というポスターを貼ったそうですが効果がなかった。しかし、表現を変えたらチカンがピタッと止まったそう。表現をこう変えたのです。
「住民のみなさんのご協力で、チカンを逮捕できました。ありがとうございます」
逮捕されてる絵が浮かびます浮かびます!(笑)
誰に伝えたいのか? その伝えたい相手にどんな絵が浮かぶといいのか?
それが伝えるということです。
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