カリカリに作るには「ベーコン選び」が重要
ベーコンエッグは朝食の定番。カリカリのベーコンと濃厚な卵黄が混ざりあう官能的な料理で、ジョン・スタインベックの短編小説『朝食』でも物語を象徴する料理として登場します。
通常のベーコンエッグはフライパンにベーコンを並べ、中火で加熱したところに卵を落とし、一緒に焼き上げるもの。ベーコンと卵の加熱をそろえるのが難しく、卵と接触している部分のベーコンが湿ってしまうので、僕のレシピはそれぞれを焼く工程を分け、さらにベーコンの加熱に一工夫することで、ジューシーさとカリカリ感を両立させています。
カリカリベーコンを作るにはまず、ベーコン選びが重要です。安価なベーコンは食感としてはハムに近く、焼いてもカリカリにはなりません。やや高価でも、伝統的な製法で作られている製品を選びましょう。英語で「Streaky Bacon(縞模様ベーコン)」と呼ばれる脂肪と赤身の肉のバランスがいいものが最適。


















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