就活生諸君、「学歴差別」を直視せよ 納得内定には、大学をとことん使い倒そう

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企業は、ターゲットとする大学と、その学生に深く入り込もうとしている。もし、自分の通っている大学に対するアプローチがあるなら、トコトン活用するべきだ。

自分の大学に向けた会社説明会、選考ルートに乗っかる

たとえば、学内での企業説明会、特定の大学をターゲットにした外部の合同企業説明会などは、その大学の学生を採りたいという意志があるから企業は参画するものなのである。OB・OGなどがやってくることもあるし、自分の大学に合わせた詳しい話を聞くことができる。ほかにも企業によっては、大学をしぼった限定セミナーをやっていることもあるので、これも情報をゲットしてなんとか参加したい。

さらには、企業によってはリクルーターをつけてくれるところがある。大学によっては、どの企業がリクルーターをつけるのかを学生に公開しているところもある。たとえば、私の母校である一橋大学では、同大の学生にリクルーターをつけた企業の一覧を学生向けに公開している。これに乗らない手はないので、参考になる。 

前述したとおり、企業によっては大学を絞った青田買いを行っていることもある。このような早期選考があるかどうかも確認したいところだろう。

自分の大学の活用といえば、やはりOB・OG訪問はするべきだ。最近は個人情報が厳しくなっており、キャリアセンター、就職課にリストがないということも多くなったが、サークルのOB・OG会の名簿、ソーシャルメディアなどを活用してなんとか探したい。ひとりでも訪問したら、他部署の人、友人・知人などを紹介してもらう。この過程で、業界・企業のことにも強くなるし、コミュ力も磨かれる。選考の裏話も聞けるかもしれない。

このように、大学で行われる企業説明会、大学別の施策、OB・OGなどはとことん活用するべきなのだ。さらに困った時にはキャリアセンター、就職課の職員に相談する。

まさにDTTだ。大学を徹底的に使うのだ。

2015年ならではのすぐ使えるセコいテク

そうそう、今は2015年である。もろもろITツールなども進化している。これを活用した。2015年ならではのセコいテクを簡単にご紹介しよう。活用は自己責任で、だ。

【画像、動画をトコトン活用】
 →デジタルネイティブ世代なので、自分のライフヒストリーの記録がデジタルデータで保存されている。ざっと眺めて自己分析を。人に見せて意見をもらうのもアリ。自分が力を入れた体験の写真を文章で説明するとそのまま自己PRのネタに。フリースペースがいっぱいあるエントリーシートなら、貼り付けるのもあり。
【クラウドツールでみんなで就活】
 →エントリシートでよく書く、自己PR文、学生時代に力を入れたこと、志望動機などはクラウドに保存し、面接前に閲覧、アップデート。さらに友人に閲覧・修正権限を与え、みんなでアドバイスし加筆・修正する(もちろん、最後は自分で仕上げる)。業界・企業研究のために調べた情報も、同じような志向の仲間と共有する。
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