「山ほど売れる営業」売れない営業の大きな違い 機能やスペックは懸命に覚えているのになぜか

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このような思考に一度陥ってしまうと、どんどん受注が遠のいてしまいます。「製品知識」については、あるにこしたことはないので、先輩も「熱心に勉強していて偉いね」といってくれるでしょう。

しかし、ニーズがない顧客に対して、「攻めの営業」で受注するためには、いかにうまく必要性を訴求できるかがカギとなります。

(本書より抜粋)

「顧客を知る」ことが大切だ

『成果に直結する「仮説提案営業」実践講座』書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

配属間もない新入社員をメンバーに持つマネージャーの皆さんにお伝えしたいのは、まだ担当顧客が少なく、業務量も少ないうちは、製品カタログをじっくり眺めている時間があれば、「顧客を知る」「顧客の想定課題の仮説を立てる」「製品とつなげるストーリーを作る」ことにたっぷり時間をかけさせましょう。そうすることで、まだ製品知識が完璧でない段階でも、案件創出ができるようになります。

新人の時はまず成功体験を積ませることが重要です。若い人ほど、一度自信を喪失してしまうと、なかなか立ち直れないからです。製品知識は商談経験が増えれば自然とついてくるものです。「知識が完璧につかないと売れない」という思い込みをまずはなくしてあげましょう。

城野 えん 営業コンサルタント/株式会社JOENパートナーズ代表取締役

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じょうの えん

上海出身、4歳から東京在住。慶應義塾大学商学部卒業後、グローバルIT企業に営業職として入社。新卒2年目に新製品受注件数1位を達成。社内最年少でシンガポール駐在員となり、東南アジア地域でのパートナー企業開拓や新規顧客開拓を担当。帰任後に国内外のパートナー企業との協業立ち上げに従事し、企業研修・コンサルティング事業で起業。翔泳社が運営するWEBメディア「SalesZine」にて、コラム記事を連載中。ホームページはこちら

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