また、濃縮還元をすることで、「栄養価が落ちがち」というデメリットもあります。「食物繊維」が取り除かれ、「ビタミンC」や「ミネラル」が減少する傾向にあります。メーカーによっては、それを添加物で補っているところもあるようです。
ちなみに濃縮還元をしないジュースは「ストレートタイプ」と呼ばれます。
比較をするなら、果物や野菜そのものの風味や味が味わえるストレートタイプのほうがおいしいという意見は多いと思います。私もどっちかを選べというのなら、ストレートタイプを選びます。
ただ、ストレートにも「値段が高い」「品質が安定しない」といったデメリットはあります。
ジュースは、野菜や果物の代わりにはならない
とはいえ、私は別に「濃縮還元=✕」vs.「ストレート=◯」という短絡的な結論を述べたいのではありません。
近年は加工技術が進んで、濃縮還元も質が良くなっているし、味も確実においしくなっていると思います。
ただ私の意見とすれば、そんなに一生懸命にジュースを飲まなくても、生の野菜や果物を食べればそれで十分ではないかと思うのです。少なくともジュースは野菜や果物の代わりにはなりません。
もちろん高齢者など、野菜がとれない事情があってジュースで補う必要がある人もいるでしょう。でもそうでなければ、ジュースはあくまで嗜好品。食事とは別に考えて、適度に飲むのがいいのではないかと私は思います。
そもそも、同じ果物や野菜でも、ジュースにすると「食物繊維」が損なわれてしまう傾向にあります。
本当に「体にいいもので、栄養をとりたい」と思ったら、多少面倒でも、果物や野菜そのものでとってほしい、そう私は願っています。
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