決算書には各社の実績がデータとして開陳されているのみならず、屋台骨となるビジネス戦略や、悲喜こもごものストーリーが隠されています。開示資料の海を泳ぎ、まるで「謎解き」のように企業の戦略を解き明かす「プロの読み方」とは?
大手町のランダムウォーカー氏の著書『会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方[実践編]』から一部抜粋してお届けします。
1回目:東武鉄道がスカイツリーを建設した「納得の理由」(9月8日配信)
2回目:王将と日高屋、コロナ禍で「明暗」分かれた拠所(9月13日配信)
3回目:「任天堂=ずっと好業績の企業」イメージは誤りだ(前半)(9月18日配信)
2回目:王将と日高屋、コロナ禍で「明暗」分かれた拠所(9月13日配信)
3回目:「任天堂=ずっと好業績の企業」イメージは誤りだ(前半)(9月18日配信)
任天堂の業績がブレる理由を読み解く
4回目となる今回は、引き続き任天堂をテーマに、その業績のブレの理由を決算書から読み解いていきたいと思います。
前回の分析では、任天堂の財務数値を15年分、時系列で並べて見ました。その結果、上図のように売上高が年度によって上下していることがわかりました。なぜ、任天堂の業績はこれほど大きくブレるのでしょうか。この理由を、まずは決算書を見ずに一緒に考えてみましょう。
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