時系列分析で「儲けのカラクリ」が見えてくる
今回分析する企業は、「マリオ」や「ポケモン」等で世界的に有名なゲーム会社である任天堂です。コロナ禍であらためてその存在感を示した同社ですが、「つねに順調だったのか」といえば、そうではありません。時系列で数字を見ながら、任天堂のビジネスの特徴と傾向を一緒に追っていきましょう。今回のテーマは長くなりますので、第3回と第4回の2回に分けて解説していきます。
それでは、恒例となりましたが、まずは簡単なクイズに挑戦していただきましょう。
Q. 任天堂の最新決算はどちらでしょう?
これは任天堂の2012年3月期と2021年3月期の決算数値を並べたものですが、どちらが2021年の任天堂の決算数値だと思いますか? 一緒に考えていきましょう。
任天堂といえば、「スーパーマリオ」や「ポケットモンスター」のようなゲームソフトで有名ですが、ニンテンドーDSやNintendo Switchなどのハードも製造しており、そのコンテンツ力からつねに好業績であるというイメージを持たれている方も多いかもしれません。実はそんな任天堂にも赤字の年があったことが、ここからは読み取れますね。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら