では、ライフネット生命保険の「かけられるコスト」はどのように考えるべきでしょうか。
サブスク型の会社の「売上」という指標の特徴
毎月課金されるサブスクリプション型で売上を立てている会社の場合、純粋に売上高が指標として機能しづらい側面があります。つまり、
・サブスクリプションサービスの場合、売上高よりもLTVを確認
・LTVが大きい会社ほど、顧客獲得にかけられる費用も大きい傾向
ということになります。
LTVはLife Time Value(生涯顧客価値)という意味の指標です。1人の顧客が将来にわたって、どれだけの収益を生み出すかを意味します。
ライフネット生命保険であれば、「1人あたりのお客さんが生涯にわたってどれだけ収益を生み出すのか」を基準にして、そこから「1人あたりのお客さんにどれだけコストをかけられるのか」を考えています。
だから「売上ではなくLTV(生涯顧客価値)が重要」ということになるのです。仮に売上の金額は少なかったとしても、それ以上の顧客獲得コストをかけられる背景としては、ライフネット生命保険がLTVという指標を見ているからです。
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