日韓問題の論点をほぼすべて扱い、国内外の信頼される学術論文に基づく両論併記でわかりやすくユーモラスにまとめ上げた、新著『京都生まれの和風韓国人が40年間、徹底比較したから書けた! そっか、日本と韓国って、そういう国だったのか。――文化・アイドル・政治・経済・歴史・美容の最新グローバル日韓教養書』が発売された。
著者は、日本で生まれた韓国人で、フランス・香港・シンガポールで学び働いてきた、著作累計70万部・1億PV突破のベストセラー作家としても知られるムーギー・キム氏。国際感覚と教養をいっきに得られるビジネス教養書として、多方面で反響を呼んでいる。
本記事では、そのムーギー氏が「日韓の象徴の決定的な違い」について解説する。
日韓の象徴の決定的な違いについて
残暑が和らぐ日が増えてきましたが、東洋経済オンライン読者の皆様ならびに、いつも熱心にコメントを書き込んでくださる皆様は、ご機嫌いかがお過ごしでしょうか?
私は夏休みの過ごし方としては極めて一般的な、新日本プロレスのG1クライマックスを一人で見に行ったり、「あなたの知らない世界」をネットで検索して「こんなん放送したのが、霊感商法の温床になったんや!」と一人でつっこみながらも震え上がったり、夏を満喫してきた。
これに加えて、「韓国が歴史問題にあんなにしつこい」深い理由や、前回コラムの「秀吉=虐殺者」韓国人がまだ許せない深い訳へのネットのコメント数が何千件になるのか、プルプル震えながら数えたりしているわけだが、何日経っても熱い批判が続いているので、ある意味「残暑厳しいコメント欄」になっているともいえるだろう。
しかし、本連載は決して炎上を意図したものではなく、冷静に国際感覚と教養を深めるために、元気いっぱい胸いっぱい、
そこで今回は本来の趣旨に立ち返って、どんなに怒りっぽい人でも冷静になってしまう、高教養・文化人路線でコラムをお届けしたいと思う。
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