夏も涼しく家電も使えるキャンピングカー新常識 エアコンや電源システムで自宅のような快適さ

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新型カムロード
依然として活況のキャンピングカー市場。業界団体の日本RV協会が発表した「キャンピングカー白書2022」によれば、2021年の累計保有台数は対前年比107%となる13万6000台(筆者撮影)
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市場拡大が続くキャンピングカー業界だが、日本RV協会の調査によれば、増加しているユーザーが、今最も注目しているキャンピングカーの装備品は、「電源システム」だという。とくにキャンピングカーの場合は、車内で調理や空調などのために電子レンジやコンロ、冷蔵庫やエアコンなどの家電製品を使うニーズも高い。だが、キャンプ場などで停車中には、排ガスや騒音の問題があるため、エンジンを始動しないのがマナーだ。そのため、エンジン停止中にも家電などを使える電源として、サブバッテリーを搭載する車種も多い。

また、とくに夏場には熱中症のリスクを避け、車内で快適に過ごせるエアコンも人気だ。ほかにもソーラーパネルや発電機、バッテリーへの急速充電システムなど、さまざまな機器や製品に注目が集まっている。
 
「東京キャンピングカーショー2022(2022年7月23~24日・東京ビッグサイト)」では、そうした最新の電源システムを搭載したキャンピングカーが数多く展示された。ここでは、それらの中でも、とくに注目度が高いエアコンやサブバッテリーなどに関連した最新トレンドを紹介する。

ハイエース向けの12V車載エアコン

ハイエースに装着された12V車載エアコン(筆者撮影)

キャンピングカー向け装備としてエアコンの人気が高い理由は、真夏の熱帯夜でも快適に車中泊ができるだけではない。例えば、キャンピングカーのユーザーには愛犬家も多いが、日中に車両を駐車して近くの食事処などに行く際、犬の同伴ができない店舗も多いため、愛犬を車内に残していかねばならないケースも多い。だが、真夏だと愛犬が熱中症になるリスクがある。そこで、エアコンを使うことで愛犬を「守る」のだ。需要が伸びている要因には、そうした背景もある。

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